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K.LのB級ライフとアジアのB級グルメ


by saltycaty

デング熱レポ

今週、知り合いのお医者さんと、話す機会があって、
「この間デング熱に罹っちゃって」と、catyが話すと、
「私の知り合いの奥さんもデング熱で亡くなったんですよ。まだ46才だったのに・・・」
と話してくれました。

そのお医者さんが言うには、デング熱には大きく分けると4種類あるそうで、
catyは幸い症状が軽くてすんだのですが、←それでも2週間はグンニャリだった。
治療が遅れたり、デング出血熱(なんと致死率10%)で重症になると命も危険な病気です。


ということで、今日はcatyの発症直前の体調の変化から、
治るまでの経過を記録しておきます。(忘れないうちに)
ただし、catyは医療知識はまったくありません、
catyが体に感じた事、医者や友人から聞いた話を書いています。






catyが最初に体調の変化に気が付いたのは7月23日(水曜日)でした。
「いつもとなく肩が痛い。でも単なる肩こりかな」と思っていました。

翌日の24日(木曜日)、時々、軽いめまいがします。
その時点で「なんかいつもと違うなぁ」と感じてはいましたが、
ただの疲れだろうと、特に気にはしていませんでした。

25日(金曜日)、朝起きると体中が痛く、午後に発熱・・・
体温計がないのでわかりませんが、今まで、こんなに寒さを感じた事はありませんでした。
風邪かと思い、市販のパナドール(アセトアミノフェン系の鎮痛解熱剤)を飲みすぐ寝ます。
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26日(土曜日)、ベットから起き上がれないようになったので、友人に電話して、
近くのかかりつけの「クリニック」と呼ばれる町医者連れて行ってもらい、
見てもらうと、「たぶん風邪だろう」という事。
医者から調合された抗生物質、解熱剤、ビタミン剤をもらいます。
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27日(日曜日)、熱は下がり、ベットから起き上がれるようになりましたが、
相変わらず関節が痛く、だるく、食欲まったくなし。

28日(月曜日)、体がだるいけど、熱がないので仕事場に行くと、
友人達が「顔色がいつもと違う」、「顔に湿疹があるように見える」←自分では気が付かない。
「水疱瘡ではないか?」といわれ、またもや、同じクリニックへ・・・。
医者から「水疱瘡ではないだろう。熱も下がったし、しばらく様子を見れば」と言われる。

29日(火曜日)、仕事を休むが、相変わらず、だるくて眠い・・・
この時、ひとりの友人が、
「デング熱かも?熱は薬でおさまっているけど、血液検査したほうがいいよ」と忠告してくれる。
でも、まさかと思い、そのまま家にいた。
それに、動けないわけではないので、普通に家の事をしながら過ごす。

30日(水曜日)、相変わらず熱がないので、また仕事に行くが、痛み・だるさ・食欲不振が続く。
しかも体の一部に湿疹が出来たので、
夜、またクリニックに行き、今度は血液検査をお願いしました。
でも、クリニックは、血液を次の日に大きな病院へ持っていって検査しないといけないので、
結果は翌日の午後になると言われます。
この時、たしか体の皮膚の色が普段とは少し違ってた・・・(毛穴が赤っぽくみえた)

31日(木曜日)、夕方やっと、そのお医者さんから電話があって、
Platelet count(血小板数)の数値がかなり低くなっている・・・。
(標準は150-450なのに、この時点で、110だった)
と言われ、血液検査の出来る大きな病院の救急へいくように勧められる。
(このとき医者はまだ、デング熱だとは、はっきり言わなかった、可能性があるだけだと)

このPlatelet count(血小板数)や白血球の数を見て、
デング熱やその他の感染症の可能性を判断するらしい。
最初に書いた、デング熱でなくなった人は50以下だったそうで、そうなると危険だそうです。

でも、夜に運転するは嫌なので、大きな病院へは明日行くことにする。

8月1日(金曜日)、今度は、自宅近くのポスピタルと呼ばれる、大きな病院で検査をしてもらう。
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こういう病院だと、1時間くらいで、血液検査の結果がわかるので、しばらく近くのカフェで待つ。
1時間後、病院に戻ると、、Platelet countは103(だったか?)に・・・。
他の数値も見て、この時点でやっとデング熱だと判明。
お医者さんに数値が100をきったら、即入院と言われる。
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「口や鼻の中が血の味がしないかとか、肺に水が入っているような気がしないか?」
と聞かれましたが、別に無し。(出血熱の可能性を聞いたのだと思う)

この日は満床だったこともあり、それに入院になったら準備もしなくてはいけないので、
帰りたいとお願いする。←後に、周りからかなり叱られた・・・_| ̄|○(そりゃそうだ)
すると病院から、
「もし、今晩帰宅して、なにかあっても責任持ちません」
という書類にサインさせれられての帰宅(苦笑)

2日(土曜日)、午後に病院に戻り、またまた調べると、ついに数値が96になり、ついに病院泊まり。
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3日(日曜日)、点滴をして寝ていたけど、熱もないし、何となく食欲も戻ってきている気がする。
隙を見て、様子を見に来た友人と病院前のカフェで食事をする ←不良患者(笑)

午後に、数値が173の標準にまで上がったので(標準は150~450)
やっと医者から解放された・・・というか、帰ってきたcatyです。(ああ、家は落ち着く)

次の週は、大事をとって仕事を休みました。←体力がかなり落ちてた。
このときも、相変わらず関節は痛いのですが、食欲はだいぶ戻っていました。

自宅でも療養中は、とにかく水分補給を、怠るなといわれたので、
薬のほかに、ビタミン剤と1日に3リットルくらいの水を飲んでた。
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やっと仕事に戻れたのは翌週の8月11日でした。


今回の反省
発熱は最初の2日だけだったし、まさかデング熱だとは思わなかった。
とにかく熱がなく、動けるので、大した事ないだろうと、ズルズルと近くのクリニックに行ってた。
30日の時点でクリニックに行かずに、すぐに大きな病院で血液検査をすれば良かった・・・。

皆さんも熱が下がっても、だるい、関節の痛み、食欲不振が続く場合は、
大きな病院で、血液検査をしてもらうことをおすすめします。

それと日本でよく売られているアスピリン系の薬だと、
デング熱の場合は症状を悪化させる場合があるので、気をつけましょう。
(catyが最初に飲んでいたのは、アセトアミノフェン系の鎮痛解熱剤)

今回は幸い軽い症状ですみましたが、1度デング熱に罹ると、
2度目は重症のデング出血熱になる確率が多いそうですから、蚊には注意しましょう。


※人によって、症状は違いますから、あくまで参考にしていただければと思います。
by saltycaty | 2008-08-24 21:03 | ひとりごと